なかなか船に乗る機会がない埼玉県民、久しぶりにフェリーに乗ってきました。
今回乗ったのは常々乗りたい乗りたいと思っていた東海汽船の「さるびあ丸」です!
恐らく5年以上前から「乗りたい」と言っていた気がするのですが、
やっと…!やっと念願の乗船を果たしてきました…!!
東海汽船さるびあ丸 乗船記
横浜・大さん橋より出港
乗船場所は横浜の大さん橋。
船を見に行く場所といえばここ!というスポットですね。何度訪れたか分からないほど度々来ています。
今回はみなとみらい駅からお散歩しました。
写真はライトアップ日本丸。
水面に映るの良いですねえ…。
歩いている途中で前回横浜で乗ったロープウェイも見えました。
夜に乗るのも良さそうだ。
なんやかんや歩いて30分くらいかな。
大さん橋が見えてきました。
遠くの方に船の電飾が見えます。
私、夜に見える船のライトアップ大好きなんですよね。
真っ暗な海上を進んでるところとか、なんだか不思議なものを見ている気分になります。
そんな訳で到着。
この広々とした感じが個人的にとても好きです。床が木なのも好き。
早速さるびあ丸の案内を発見しました。
前回行こうとした日は満席で予約が出来ず、
前々回行った時はコロナの影響でそもそも船が出ていませんでした…。
過去二度にわたる悲しみを乗り越えてようやく…!ようやくの乗船ですよ…!!!
横浜寄港~東京の便は毎年時期限定かつ土日限定なので、毎年あれよあれよと乗り逃してしまっていました。
土日勤務デフォの私にはなかなか乗船の機会が作れないレアなお船…
「ようやく乗れるんだ!」という喜びを胸に窓口へ。
名前を告げるとすぐに乗船券を発行してくださいました。
乗船時間がおよそ1時間半なので、どうせずっと船内探検しているだろうと個室は取りませんでした。
東京より先の八丈島や大島に行く時は是非個室を取ってみたいですね…!
「アナウンスが流れたら3番乗り場のところに来てね」と言われたので、そわそわしながら待ちます。
しばらく待っていると、係の方に案内されながら乗船場所まで歩く事に。
大さん橋のデッキ部分というか、普段入れない場所を歩くのですが、これがなかなかテンション上がった!
道なりに進んで、待つこと数分。
突然めちゃめちゃ眩しい光と共にさるびあ丸がやってきました…!!
うおおおおーーー!!!!!!
さるびあ丸ううう!!!!会いたかったよおおおおお!!!!
フェリーに乗る時は元々停泊している状態で乗り込むことが多いので、こうして間近で着岸シーンを見れる事に感動…!まばたきしている時間がもったいないです…!!
くるっと回って…
どんどん近づいてきます…!すごい…!!
想像していた以上に実物は大きく感じました。
降り口と陸地に用意された白い階段の位置を合わせるところとか、見ていて非常に心躍る。
私は車の縦列駐車すら恐ろしいというのに本当にすごい。
あと、めちゃめちゃ人が乗っていることにびっくり。
香川のフェリーに乗った時も思ったけど、離島に住んでいる方々にとっては必須の乗り物なんだろうなぁ…。
横浜でかなりの人数の方々が下船していました。
さあ、いよいよ乗船…!!
乗船列の先頭だったのもあって、いそいそ歩きながら撮った結果ブレまくりました。
船内探検
いよいよ船内へ。
写真が多いので、ちょこちょこスライダーにまとめています。
(PCなら矢印マークをクリック、スマホであれば画像をスライドで写真が切り替わります)
▼画像をスライドすると写真が切り替わります(全7枚)
いたるところがかわいい!!
フェリーは華美な装飾よりもこういうワンポイントに可愛いものが飾ってあるくらいが一番エモいと思うんだよ私は…。
それから、私が船内で楽しみにしているもののひとつに自販機があります。
フェリーには時々面白い自販機が置かれているので、こちらも見てみます。
ジュースの自販機はもちろんの事、お菓子やカップ麺、東海汽船のグッズが売っている自販機もありました。価格は良心的。
写真にも写っているのですが、お酒の自販機は免許証を差し込むと買えるようになるみたいです。
船内にこんなものもありました。
貸し毛布の券売機。1枚100円。
記念に一枚券を買っても良かったな。
さて、
大さん橋からの出港であればベイブリッジをくぐって大黒や本牧のコンテナふ頭が見えるかも…と、少し外へ出てみました。
丁度ベイブリッジをくぐるところだったので、思わず動画を撮ってしまった。
昼間は見慣れたベイブリッジや自動車運搬船も、夜に見るとこれまた全然雰囲気が違う。
やっぱり船旅は夕方~夜出港が好きだなぁ。
夜の海って真っ黒だし、ずっと見てると吸い込まれそうで結構怖いんだけど、
そこに大型船や埠頭の光が加わる事で何ともいえない非現実感を味わえるんですよね…良い…
しばらくは暗い景色が続きそうだったので、引き続き船内に戻り探検。
船の中で撮影した写真をぺたぺた貼ってみます。
外はめちゃめちゃ寒かったんだけど、中はしっかり暖房が効いていました。ちょっと汗ばむくらいです。
そしてフェリー旅といえばやはりこれ。
船の現在地や、到着予定時刻が映し出されたモニター。
これをのんびり見るのが好きなんですよ~
ついでに私に割り当てられた2等のイス席も見ておきましょう。
リクライニングが出来るほか、仕切りを作るためのロールカーテンもありました。
おじさんが近くで寝ていたので、さっと一枚撮ってすぐ船内探検に戻りました。
小腹が空いてきたのでレストランに行ってみます。
乗船直後は行列が出来ていましたが、しばらくすれば席に余裕もあってのんびり出来そう。
ここでずっと晩酌しているグループやカップルもいました。
見えにくいけど券売機。
めちゃめちゃお腹が空いてるわけではなかったので今回はフライドポテトを軽くつまむくらいにしました。
島海苔ラーメンという魅惑的なメニューがあるのですが、これめちゃめちゃ気になります。次回以降お腹を空かせて食べてみたいですね。
レストランはこんな感じ。
阪九や東九なんかの大型フェリーほどの席数はないけれど、混雑時間さえ避ければ十分ゆとりを持って座れると思いました。
注文したポティトゥはアツアツの揚げたて。
ちゃんと塩が掛かってて、ポテト塩派の私は大歓喜。おいしかったです!
船から夜景を満喫する
色々歩き回っているうちにあっという間に東京に近付いてきたようです。
12時間の船旅すらあっという間なんだから、約1時間半なんて一瞬ですね…。
残りの時間はあったかいカフェオレを飲みながら景色を見る事にしました。
寒い夜に飲むホットカフェオレの美味しさは異常。
最上階(レストランがある階)のデッキは人の出入りが結構あったんだけど、それより下の階は人もほとんど来なくて快適でした。ベンチも選び放題や!
ぼーっとしていると、飛行機が近くで飛び立つ音が頻繁に聞こえてきました。
羽田空港が近いのかな?ちょっとわかりにくいかもなんですが動画を撮ってみました。
飛行機に乗るのはちょっと恐いんですが、飛行機が飛び立ってく音は気持ちが良くて大好きです。
羽田空港(多分)を過ぎると、次はコンテナふ頭が見えてきました。大井ふ頭かな?
真っ暗な中にあるコンテナふ頭の光、最高ですよね…。
最低限の明かりでちゃんとコンテナの積み下ろしもしてるんですよ。
「たまらない」の一言に尽きます…。
▼丁度商船三井(MOL)のコンテナ船に会えたので、スライダーに写真をまとめました(全7枚)
コンテナふ頭を過ぎると、今度はいよいよライトアップされたレインボーブリッジが見えてきました。
光の感じがすごく良かったです。一眼持っていけば良かったなぁ…。
▼こちらも枚数が多いのでスライダーにまとめてます(全6枚)
ライトアップされた東京タワーなんかも遠くに見えました。
雨の効果なのか光がいつもよりぼんやりしていて綺麗でした。雨は雨で良いなぁ。
悲しみの下船と橘丸
レインボーブリッジをくぐったら後はもう竹芝客船ターミナル(下船場所)は目と鼻の先です。
「そろそろ東京つくやで~(要約)」というアナウンスが船内に流れると、降りなきゃいけない時間が迫ってきているのが嫌でも分かってしまう。
この瞬間が一番つらい
何度体験しても慣れません…慣れたくはないけれど…
ブレブレですが、海鳥もいっぱい飛んできました。
たくさんの海鳥に迎えられると、なんだか東京湾フェリーを思い出します。
なんやかんや御船印が始まってから乗ってないし、そのうち乗りに行こう…。
船を降りる悲しみは新たな船に乗る事で癒していくのだ…
突然視界が眩しくなったと思ったらアラびっくり。橘丸が現れました。まさか会えるとは。
こちらも今回乗ったさるびあ丸と同じく、東海汽船のフェリーです。
さるびあ丸は主に東京から神津島や大島に行く船、
橘丸は主に東京から三宅島や八丈島に行く船!です!
間もなくさるびあ丸から降りなければいけない悲しみを感じつつも、せっかく会えた橘丸をまじまじと眺める。
これは大好きなケーキの最後の一口を口に運びながらも新しく運ばれてきたプリンから目を離せないような、そんな状況に似ています。
……よくわからない例えをしてしまった気がするけれど、どこかの誰かに「わかるう!」と思ってもらえたら嬉しい。
しばらくすると、とうとう恐怖のアナウンス。
「さるびあ丸は竹芝客船ターミナルに到着しました。またのお越しをお待ちしております」
(エンディングテーマみたいなBGMまで一緒に流れてきて悲しみアップ)
嫌じゃ…わしは降りとうない…
船の中で暮らすんや……
船の中で暮らす妄想をしながら結局すごすごと下船。
悲しいし寂しいけれど、楽しかったからこそ出てくる感情ですよね。
楽しい船の思い出が増えて良かった。機会を作ってまた行かなきゃ。
下船後に撮影したさるびあ丸と橘丸。
ミッション:東海汽船の御船印を手に入れろ
さて、さるびあ丸に乗船したもう一つの目的を果たしに行きましょう。
東海汽船の御船印は竹芝客船ターミナル内の売店で販売しています。船内では取り扱っていないので注意。
Shop竹芝という名前ですが、中は東海汽船のお土産や御船印が置いてあるコンビニといったところ。
「本当にここに御船印あるの…?」と思っていたら、
わかりやすいところに御船印のポスターを発見しました。
さるびあ丸の御船印もあるみたい!よかった!
そんな訳で念願の東海汽船さるびあ丸の御船印ゲットです!ミッション達成!
限定物に弱いのでラブライブコラボも一緒に頂いてしまいました!!超かわいい!
あの時のレジのお姉さん、快く日付を書いてくださって本当にありがとうございました…!
デザイン台紙で販売していて、希望すれば日付を入れていただける形式でした。
実際に乗船していない船でも御船印を販売してくださいました。
下船後すぐや乗船時間前になると非常に混雑するので、
御船印を貰うときは店内が落ち着いてる時を狙いたいですね。
▼オタク丸出しで「御船印全種ください」と申し出て、今回Shop竹芝で取り扱っている御船印は全て購入しました。
乗っていない他の船の御船印は実際に乗った時に改めて新しいものを購入して日付を入れて頂こうかなって思ってます。
▼Shop竹芝は営業時間がちょっと変則的です。御船印目当ての方はちょっとご注意。
竹芝客船ターミナル内売店 Shop竹芝
営業時間:6時30分~13時30分, 16時30分~22時15分
御船印は名門大洋フェリーに続いて今回で二社目です!めちゃめちゃペースが遅い!
でものんびり確実に自分の手で集めたいからまあいいか!
▼名門大洋フェリーで初御船印を貰って大はしゃぎしてた時の記事
▼御船印本のレビューも書いてます。良ければ併せてどうぞ
さて、東海汽船の話に戻ります。
お店に売っていたアクリルスタンドのサイズ感が可愛かったのでこちらも購入しました。
アクリル製品に弱い私です。
竹芝客船ターミナル内の写真もちょっとだけ撮ってきました。
フェリーターミナルに大体置いてある船の模型めちゃめちゃ好きなんですよね…。
サイズ感があまりにもかわいい。
今このブログを書きながら調べものをしていて気が付いてしまったのですが、どうやらShop竹芝とは別の場所(竹芝客船ターミナル案内所)にも来港記念の御船印が存在していたらしいのです…。私とした事が何たる見落とし…。
…これはこれでまた頂きに行きましょう。またターミナルに来る理由が出来ましたね…しめしめ…。
こうして初のさるびあ丸を堪能し、後ろ髪引かれる思いでフェリーターミナルを後にするのでした。
……めちゃめちゃ降っとるやんけ…
最近、楽しみにしているお出かけは毎回ピンポイントで大雨なので、次にどこか行くときは快晴がいいなぁ…。