オーシャン東九フェリーの魅力を力説している暑苦しい記事|東京⇔徳島⇔北九州

船のこと

当記事は2020年10月に書いたものです。
時折更新をしておりますが、最新の情報はオーシャン東九フェリー公式サイトをご覧ください。

はじめに

あなたにとっての旅行の醍醐味って何でしょうか?
観光地?グルメ?癒し?
旅行で何を重視するかって結構人それぞれで、意外と意見が分かれたりしますよね。

私は断然こう話します。

私の旅は乗り物が主役です!

列車、バス、新幹線、飛行機、そして船舶。
私にとっての旅とはまさに乗り物を楽しむイベントといっても過言ではありません。

今回は目的地まで最も時間がかかる乗り物である長距離フェリー
その中で更に唯一、東京港から乗る事が出来るオーシャン東九フェリーの魅力を紹介していきます!

ぜひ、旅や帰省の移動手段の選択肢にフェリーを加えていただきたいです!

▼もくじから見出しに飛べます。好きにピョンピョンしてください。

東九フェリーの基本あれこれ

長距離フェリーは会社によって特徴があります

長距離フェリーにはいくつかの会社があり、それぞれ航路が違います。

▼例えば、シップ・オブ・ザ・イヤー大型客船部門の受賞常連である太平洋フェリーまず公式サイト様が非常にわかりやすい作りなんです。見てるだけでワクワクするので一度見てみてください…!

この船は名古屋~仙台~苫小牧を結ぶ、非常に豪華なカーフェリーです!
ピアノの置いてある優雅なロビーに始まり、シアターラウンジカラオケマッサージチェアが並んだスペースまで完備されている、フェリーの中でも特に客船に近い船だと思います。
(しかも、早割を使えばかなりお手頃な価格で個室に乗れちゃうんですよ…。私も時期を見ていつか絶対乗りたいフェリーです)


▼それから個人的に大好きで何度も乗っているのは阪九フェリー
 私が初めてのフェリー旅行でお世話になったのもこの船です。

大阪(泉大津)/神戸~北九州(新門司)を結んでいます。
このフェリーのおすすめポイントといえばやはり船の中に露天風呂があるという事!特に朝日を眺めながら入る露天風呂は格別です!!
その他にも船内で発売されてるシュークリームや、乗船翌日の朝に焼き立てのパンを受け取れるサービスなど、魅力がいっぱいです!
※阪九フェリーに関しては後日解説記事をアップ予定です。良ければ参考にしていただけたら幸いです。

例としてこの二社を上げましたが、どちらも非常にクオリティの高い船ですし、今挙げていなくてもおすすめしたい船がたくさんあります。
今回は東九フェリーの紹介ですが、こういった豪華カーフェリーも大変おすすめです…!

東九フェリーは東京港から出ている唯一の長距離フェリー

それでは今回の主役オーシャン東九フェリーについて解説していきましょう。

オーシャン東九フェリー東京港(有明)から徳島港(沖洲)を経由し、北九州(新門司)に到着します。

▼毎回恒例ながら私が描いたアバウト航路図を置いておきます。

記事を書いている2020年11月現在、東京港発の長距離フェリーはオーシャン東九フェリーのみ。たった一社です。
造りは他の豪華なフェリーに比べてシンプルですが、東京から直接四国や九州に行くことが出来るというのは関東在住の人間にとっては他にない魅力です。

乗船時間は以下の通り

東京~徳島:およそ18時間
徳島~北九州:およそ15時間
東京~徳島~北九州:徳島での停泊時間を含めるとおよそ34時間
そう、この航路はめちゃめちゃ時間がかかるのです。

飛行機であれば2時間程度で行けてしまう東京~北九州の距離を34時間もかけて行く訳です。

「贅沢」というものには色々な種類がありますが、船旅はとことん時間と自由を楽しむ贅沢とも言えますね!

それでは、もっと具体的に東九フェリーを掘り下げていきましょう。
興味のあるところだけかいつまんで読んで頂いてOKです。

東九フェリーは【シンプルフェリー】

東九フェリーの船舶はシンプルフェリーと銘打った、名前の通り非常にシンプルな造りになってます。
例えば、レストランがありません。これは他の長距離フェリーに比べると大きな違いです。
客室も他の長距離フェリーに比べて簡素だと思います。お手洗いも客室内にはないので、共有のものを使用します。

その代わり、喫煙室バスルームコインロッカーコインランドリーなどの最低限必要なものはしっかりと揃ってますので、そこはご安心ください!
船内は明るく清潔感もあるので女性でも安心して乗船できます◎

東九フェリーの乗船料金は?割引はある?

基本的な料金の解説

東九フェリーの割引について

他のフェリー会社のように早割などはありませんが、いくつか割引要素があります。

まず一番使いやすいのは往復割引復路が10%引きになります。往路は割引料金が適用されません。
そのほか、二等洋室(大部屋)の予約であれば学割が適用、20%引きになります。
この二つがよく使われる割引要素でしょうか。(ただし割引の重複はできません)

あとは身体障がい者/知的障がい者/被救護者割引/勤労青年学生も割引の適用があります。
基本的には二等洋室のみの適用が多いので、この辺は公式ページと照らし合わせて確認していただくのが手っ取り早いかと思います。

フェリー内のパブリックスペース紹介

……ノリノリでキーボード叩いてたら文章が多くなってしまいました。

ここらで東九フェリー内の写真を紹介していきます。
まずは共有スペースの写真。過去に乗船したフェリーどうごフェリーびざんの写真が混ざってます。

エントランスホール(オーシャンプラザ)は船内のメインスペース

乗船してまず目に入るのがこのエントランスホール。
昼間は外の光が差し込んで非常に気持ちの良い場所です。

主に食事をしたり、景色を眺めたり、中にはノートパソコンを開いて作業されてる方なんかも見かけます。他の乗客の迷惑になる事でなければ基本的に自由に過ごせるスペースです。
大部屋の二等洋室で予約して、実際に過ごすのはこの場所がメインという方も多くいらっしゃいます。
特にバイクで旅をされてる方がそういった使い方をしてるパターンが多いですね。

すぐ近くに飲み物や食べ物の自動販売機がありますし、無料のティーディスペンサーもあるので、のんびり過ごすにはぴったりの場所。

自販機はおつまみのスナックや、レンチンするタイプの炊き込みご飯やカップラーメン、カップの徳島ラーメン、冷凍食品がそろってます。

案内所と売店は営業時間に注意

エントランスホールと同じフロアに案内所と簡易的な売店があります。
徳島や北九州のお土産や、東九フェリーオリジナルグッズ(タオルやキーホルダーなど)がメインで販売されています。

この案内所&売店はずっと開いてるわけではなく、のりばから出航後4~5時間ほどで閉まってしまいます。
フェリーオリジナルグッズはとても良心的な値段で販売されてるので、私はついつい記念にと色々買ってしまいます(幸せな顔)

※売店ではクレジットカードや、GoToトラベルの地域共通クーポンは使用することができません (2020年10月現在)

フォワードロビーはフェリーの進行方向に位置する穴場スペース

こちらは船内一番奥に位置するフォワードロビーです。
大きな窓からフェリーの進行方向の景色を見る事が出来ます。
乗客は意外と皆さんここでなくエントランスホールでのんびり過ごされてるので、あまりここには人が来ません。
何時間もずっと一人で座ってらっしゃる方が時折いるイメージかな。

リラクゼーションスペースは待ち合わせにも◎

ここは丁度フォワードロビーとエントランスホールの間に位置するスペースです。
バスルーム(パウダールーム)やコインランドリーのすぐ近くにあるので、待ち合わせや洗濯を待ってる間に座る人が多いのかな?
客室・お風呂場・エントランスを結ぶ場所でもあるので人通りは多いです。

展望デッキは乗り物酔いしそうな時にもおすすめ

階段を上るとデッキがあります。
フェンスが高いので海の景色写真は少々撮りにくいのですが、それでもやはり外の空気を吸えるのは気持ちが良いです。
乗り物酔いした時はデッキで深呼吸すべし。

そして、やはり船旅の醍醐味です。
晴れた日は本当に空が気持ちいい。夕方の日が落ちていく瞬間や、逆に日が昇ってくる瞬間をじっと眺めたり、飛んでくる飛行機を眺めたり、ただただ打ち寄せる波を見つめたり……。

私は朝日を見ながらホットコーヒーを飲むのが好きです。
静かなデッキでたった一人で真夜中から朝になる瞬間を見ている贅沢感は言葉に出来ません。ただただ感動します。

バスルームは広くて眺めも良し



出典:オーシャン東九フェリー シンプルフェリー 船舶紹介 より

東九フェリーのお風呂場です。洗い場と浴槽というシンプルな造りですが、満足度の高いお風呂。隣にシャワー室もあります。
窓から景色が見える事と、浴槽が大きめなのが魅力。
また、このお風呂は24時間利用可能!好きなときに、好きなだけくつろぐ事が出来るのです。
※ただし、天候が荒れた日はシャワー室も含め閉鎖されてしまうので注意。

脱衣所にはしっかりとドライヤーの用意があるのが嬉しい。
冷たいお水も飲めるようになってます。

意外と揃ってます。その他の共有スペース

  1. パウダールーム (女性用です。バスルームのすぐ近くにあり、朝は賑わいます)
  2. キッズスペース (入った事はありませんが、小さなスペースの用意があるようです)
  3. コインロッカー (二等洋室を使われる方は貴重品の保管に)
  4. コインランドリー (洗濯乾燥コース500円~。備え付けの洗剤がある模様)

女性にとってパウダールームがあるのはとても良いですよね♪
私は断然個室派なのですが、二等洋室でも十分快適に過ごす事が出来そうです

客室はこんな感じです

毎回四人個室を予約してるので、写真にバリエーションが無さすぎますが、四人個室はこんな感じです。十二分に歩き回れる広さとなっております。

二段式プルマンベッド×2・テレビ・テーブル・冷蔵庫・座布団があります。あと消臭スプレーもちらっと見えてますね。
個室に洗面所がないのだけちょっぴり残念なのですが、シンプルフェリーなのでそこはしょうがない。
部屋ごとに空調を調整できます。

▼二等洋室(大部屋)はこちら。

大部屋といってもカプセルホテルのような感じです。
それぞれのスペースにコンセントが付いているのはすごい。

そのほか、バリアフリールーム(二名個室)やwithペットルーム(二名個室・ペットケージあり)・通常の二名個室(三名定員)があるので、旅に合ったお部屋を選ぶべしです。

長旅になりますので、プライバシーを守れる場所を持っておくとストレスがかかりにくいです。特に内向的な方は個室を予約する事をおすすめします

東九フェリーはGoToトラベルキャンペーン対象!利用時の注意点はこれ

GoToトラベルキャンペーンに関してです。
自身が予約を進める際にわかりづらい事もあったので少し解説していきます。

GoToトラベルキャンペーンを適用するには?

まずはじめに、オーシャン東九フェリーはGoToトラベルキャンペーンが適用されます。
ただ、何点か注意点があります間違えるとキャンペーンの対象から外れてしまうので少々注意が必要です。

といっても、簡単な3ステップさえ踏めばOK。

  • 1.インターネットで予約する際は「通常プラン」を選択して予約する
      =あとからGoToの割引を適用するので、まずは普通の値段で予約する必要があるのです。
  • 2.予約後、GoToの割引クーポンをweb上で発行していきます。
    別サイト STAY NAVI にて作業を行います。文章で解説しようとしたらあまりにも私の説明が下手くそだったのでスクショで解説しますね。
  • 3.クーポンが発行されます
    乗船当日、受付窓口にクーポンの画面を提示すれば無事完了。窓口で紙のクーポンを貰えます。

以上でばっちり作業完了です!お疲れ様でした!
あとはもうワクワクほくほくしながら旅の日を待つだけです。

電話予約であっても手順②以降のクーポン発行手順は変わりません
同じ手順でクーポンの発行が可能となっております。
 
 

余談ですが、私は一度予約時に「標準プラン」ではなく「WEB予約割引プラン」を選んでしまって、GoToが適用されず焦りました……
後から予約を取り直して無事キャンペーン適用となりましたが、皆さんは私のような二度手間を踏みませぬよう…!

 

GoToトラベルの最終的な割引の確定手続きは必ずのりばの窓口で行います
WEB予約の割引プランを利用すると「WEB上で決済手続きが完了」してしまうので、必ず「標準プラン(通常プラン)」で予約を行ってステイナビでクーポンを発行しましょう!

地域共通クーポンの意外な落とし穴と注意点

GoToトラベルキャンペーンで割引と共に貰えるのが地域共通クーポン

お土産を買うも良し、食事に使うも良し、一部のコンビニや薬局でも使える便利なクーポンですよね♪
ただ、東九フェリーで貰えるクーポンにはちょっとだけ注意点があります!

「窓口でクーポン貰って、いざ使おう!と思ったら…使えない…だと……!?」なんて事にならないように注意しましょう…!
東九フェリーで貰えるクーポンの特徴をたった2つ把握しておけば何も恐くないのでご安心ください!

特徴1:窓口で貰える紙クーポン、船内では使用できません!

公式サイトで予約をした場合、東九フェリーの地域共通クーポンは乗船前に窓口で直接受け取る事になります。
紙クーポンでの配布となるのですが、船内での売店および自動販売機での使用はできません

「クーポン貰ったら売店で徳島お土産買っちゃお♪」と思っていたのですが、売店では適用されないと聞いて私のもくろみは砕け散りました……   \パリーン/

↓そして、それに付随するように続く注意点その2なのですが、

特徴2:クーポンの利用は下船後の一日のみ

クーポンが使用出来るのは下船後(到着日)です。
徳島から東京へ行く便に乗った場合、徳島でクーポンを受け取り、東京と東京に隣接する県でのみ使用が出来るという事ですね。下船したその日に使用しないとただの紙きれになってしまうので注意です。

これも完全に体験談なのですが、四国旅行の帰路(徳島→東京)で頂いた紙クーポン4000円分は結局地元の薬局に駆け込んでプロテインを買いました。
今は公式サイトにもしっかり説明が載ってますので、しっかり読んだ上で計画を立てるべしです…!

 

「旅行先でお土産にクーポンを使いたい!」と考えていらっしゃる場合は往路でフェリーに乗りましょう!
帰路でフェリーに乗る場合は地元でクーポンを使う事になってしまいます。

フェリー内の雰囲気は?こんな人に向いてるよ!

フェリー内は(宴会を始めるおじさんたちが居なければ)乗船する人数自体も比較的少なく静かな環境です。
レストランがないシンプルな造りなので、他の長距離フェリーよりも女性が少ない印象。

乗船時間が長いので、暇を楽しめる人にはとことんおすすめしたい船です。

他のフェリーのようにレストランもありませんし、カラオケルームやシアタールームもありません。
時間が出来た時に「退屈だ…」と思う人より「自由だ!何しよう!」と思える方にめちゃめちゃ向いてます。

あとは寝るのが好きな人にも最高の環境です。
あまりにも揺れたらアレですが、横になると程々の揺れが眠りに誘ってくれるのです。
好きなタイミングに起きて「風呂でも行くか~♪」とか「自販機でカップラーメンでも食うか~!」と好きに過ごせる。

この上なく自由です…!
自由に歩き回れるフェリーだからこそ味わえる贅沢であると胸を張ってお伝えしたいです

あえて孤独を楽しむのは良いものですよ~!

東九フェリーのネット環境は?

意外や意外…と言っては失礼なのかもしれないけど、ネットはほぼずっと繋がってます!
陸の近くを進んでるので比較的電波が入りやすいのだと思います。
ただ、インターネット設備やWifiなどはありません。ご注意ください。

海域によっては圏外になったりする時間帯もありますが、その時間はのんびりお風呂に入ったり、寝てしまうのが良いかなと思います。
個人的にはネット社会から離れるためにあえてスマホの電源を切ってみる事もおすすめします。
乗り物動いてる時に下を向いて画面見てるとちょっと酔いやすいっていう点も含めて、少し携帯電話を置いて、ただただ景色を眺めてみる……とかどうでしょうか。

テレビもチャンネルの設定さえやれば比較的見れるかな。
私が乗った時は台風の影響でテレビが映らないタイミングが多かったので、断言が出来ず申し訳ないです。

東九フェリーにはこれを持っていくべしのオススメ7選

一度乗船すると売店や自販機以外で買い物が出来ません。
「不便を楽しむ」事も一興ですが、自身がこの船に乗っていて「持ってて良かった!」とか「持ってくれば良かった…」と思ったアイテムを厳選して紹介します。

①酔い止め薬・常備薬

もう、何はなくともこれです。どんなに酔わない人でも持っていくべきです。
船内の自販機に酔い止めドロップが販売されてますが、しっかりと効果のあるお薬を持っていく方が良いです。
お守り感覚で持ってるだけで意外と酔わなかったりもするんですよね。
「いざとなったら酔い止めがある!」という精神的な安心感はとてつもなく強いです。

②移動用の小さなバッグ

これは旅行中もあると便利なアイテムですね。防犯の面や荷物の取り出しやすさで考えたら小さくて軽めのショルダーバッグをおすすめします。
それから、こういったバッグは旅行で歩き回る時にバンバン使うものとして安いもので十分だと思ってます。

▼めちゃめちゃかわいいものを見つけてしまった…!

③暇を潰せるもの

船旅は思った以上に時間があります。少し荷物がかさばってしまいますが、私が旅行に行くときは常にswitchを持っていきます。
他にも普段読めない小説や勉強道具一式・iPad・ノートパソコンなどをどれか一つでも持っていくと良い気分転換になります。普段と違う環境で効率も上がるかもしれません。

④化粧落とし・スキンケア系

これに関しては船内の自販機で販売されてるのでわざわざ持っていく必要は正直ないというのが私の意見です。
ただ、こだわりがあったりとか、肌に合うものを使用したいという女性は自身のお気に入りのスキンケアセットを持っていく事をおすすめします。
ホテルのアメニティや自宅にあるサンプルを持っていくのが使い捨て出来て楽です。

⑤スマホスタンド(switchのスタンドもおすすめだよ)

スマホやiPadで動画を見る際に使用するほか、私は眼鏡スタンドや腕時計を置くために使用してます。
リンクを貼った商品は私も実際に愛用してますが、非常に軽くて持ち運びしやすいですし、iPadの重量にもしっかり耐えてくれます。角度も自由に付けられるのでイチオシです。

⑥モバイルバッテリー・充電器

これは言わずもがなですね。現代社会においては非常に重要アイテムです。
スマホヘビーユーザーの私は家に忘れてくると絶望するものベスト3に入ります。

⑦延長コード

船内のパブリックスペースや各客室にコンセント自体はありますが、微妙に届きにくいところにあったり、数が足りないのが本音です。
目的地に着くまでにモバイルバッテリーやスマホの充電を完了させておきたいですよね。
乗船中だけでなく、滞在する宿泊施設などでもあって困るものではないので一つ小さめのものをカバンに忍ばせておく事をおすすめします。

【番外編:タオルについて】
東九フェリーにはお風呂で使用するタオルのレンタル等はありません。……が、売店には東九フェリーグッズとしてのタオルや自販機に使い捨てのフェイルタオルの販売自体はあります。
私は荷物を減らすために現地(船内)で調達しちゃいます。
大事なのは船内で手に入らないものを吟味して持っていく事。
スキンケア系をリストに入れはしましたが、荷物の量を減らすためにも消耗品は基本的に売店や自販機で買って使用して使い捨てるという、ある意味での割り切りが重要。
特に女性は持っていくものが多いので、カバンに一つ忍ばせたおにぎりや缶コーヒーが意外とスペースと重量を取っていた……なんてケースがよくあります。

また、東九フェリー内ではクレジットカードの類は一切使えないので、現金はしっかり持っておきましょう!
 

東九フェリーへの印象を本音でお話しします

フェリーが好きだからこそ手放しでおすすめはせず、正直にお話しします。

何度もお話してる通り、東九フェリーは非常にシンプルな造りです。
レストランがないので、20時間近くは持ち込んだお弁当や食事、もしくは自販機で発売されている冷凍食品やカップラーメンを食べて過ごす事になります。
自販機のごはんだけではどうしても「少し物足りないな」と感じてしまうかもしれません。

ただ、見方を変えればこれは「それじゃあ下船したら思い切りおいしいものを食べよう!」と、下船後のグルメを大いに楽しむ機会にもなります。


また、波の高い日であれば早い時間にバスルームが閉鎖してしまい、到着までずっとお風呂に入れない可能性もあります
陸の隔たりがない太平洋を移動する船なので、台風などの影響を受けるとそこそこ揺れます

私は過去二回東九フェリーにお世話になってるのですが、どちらもたまたま台風であったり風の強い日に乗船してしまって、それはもうスリリングな体験をしました。一度くらい波が静かな時に乗ってみたい。

東九フェリーは他のフェリーに比べて乗船時間が長いですし、暇を潰せる要素が他のフェリーより少ないです。

そしてフェリー自体は200mほどある大きな船なので比較的揺れは少ないですが、それでもやはり「逃げ場がない」です。合わない方にはどうしても合わない乗り物だと思います。

可能であれば一度短時間で到着するような船に乗ってみるのが良いと思います。
私は船以外の乗り物にめっぽう弱いので、人によって酔いやすい乗り物って違うと思うのです。

関東在住の方であれば、東京湾フェリーをお勧めしてます。
プチ船旅といえばこの船!です!
>>関東でプチ船旅するなら東京湾フェリーを推したい

【まとめ】暇を楽しむ旅って逆に新しくない?

色々お話ししましたが、東九フェリーは東京から出ている唯一無二の長距離フェリーです。

私も今まではわざわざ大阪まで行ってからフェリーに乗る、という事が多かったのですが、東九フェリーは東京から直接四国や九州に行くことが出来ますし、帰路に使用するときも東京港にそのまま着きますので非常に移動が楽です。
意外とフェリーに乗るのは体力を使います。帰路は可能な限り楽なルートをおすすめします。

東九フェリーの有明(東京)のりばは最寄りが国際展示場駅なので、関東にお住まいの方にはめちゃめちゃ便利なフェリーだと思います。

不便を楽しめる方
寝るのが好きな方
暇を退屈だと思わずに楽しめる方


こんな方々にとってはこれ以上ないくらいピタッとしっくり来る船です

私はこれからもオーシャン東九フェリーを使い続けます。
マジで四国・九州から東京に直接帰ってこれるのめちゃめちゃ楽なんだ…。国際展示場駅→新木場駅から満員電車の上り電車を眺めつつ、ガラガラのくだり電車でスーっと帰っていける満足感をぜひ体験してみてください。癖になりますよ…!

あわせて読みたい

実際にGoToトラベルキャンペーンを使って東九フェリーに乗船してきました。
>>寝台特急とフェリーで行く東京⇄四国の一人旅⑤【オーシャン東九フェリー編】

オーシャン東九フェリー公式サイトはこちらから