前回の徳島さんぽからの続きです。
今回で0泊3日の徳島旅記事は最後になります。
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マイフローラに乗って東京へ
帰路は久しぶりに夜行バスを利用する事にしました。
利用するのは海部観光(かいふかんこう)さんのマイフローラという夜行バスです。
車内はなんと2列個室仕様シート全12席!定員12人です。
今回乗る夜行バスは徳島県の阿南市~東京都のバスタ新宿や東京駅鍛治橋駐車場を結んでいます。
後に解説するバスそのものも良い感じなのだけど、徳島駅近くにあるバスオアシスもめちゃめちゃ快適なんです。
今回は徳島の海部観光バスオアシス(徳島駅前営業所)とマイフローラの車内について解説していきます。
海部観光バスオアシス(徳島駅前営業所)解説
徳島駅から徒歩4分!
今回利用した乗り場の海部観光バスオアシスは徳島駅から徒歩4分という便利な場所に位置します。
バスの待合所ってこじんまりとしていて場所がわかりづらい事が多いのだけど、このバスオアシスは比較的見つけやすいんじゃないかな。
徳島駅のバスロータリー付近にも高速バスの待合所があるのだけれど、それとはまた別の独立した場所です。海部観光さんから出ているバスの乗り場はこっち。
施設内紹介
中に入るとまず目に入るのがこの機械。
海部観光のバスの発券機で、当日~1ヶ月先のバス予約が可能なようです。
現金・クレジットカードどちらも対応。
詳しくは海部観光さんの自動券売機での乗車券購入についてをご覧ください。
待合所にはバスの時刻表や徳島の観光情報が貼りだされています。冊子もありますね。
二階に上がる時は土足厳禁。
用意されているスリッパに履き替えてから上がります。
二階に何があるのかというと、
リラックススペース!
マッサージチェアが3台、リクライニング可能なふわふわのソファ(ゆったり二人掛けくらい?)が1台。
このマッサージチェアは無料で何度でも使用できます。
20時頃は誰もおらず貸し切り状態でした。
さて、他のお部屋(というより棟?)にも行ってみましょう。
一階の出口から外(バス乗車場所になっています)に出てお隣の建物のドアを開くと…
お手洗い・フィッティングルーム・洗面台・シャワー室(男女別)が揃っています。こちらも無料で利用可能。ドライヤーの備え付けがあるのもありがたい。
やっぱり夜行バスに乗る前にお風呂は済ませておきたいですよね。
なんやかんや汗かきますからね…
最後に出口(バス乗車場所)の事も少しだけ。
乗車口。
時間になると、ここにバスが停まります。
乗車口には座る場所と自販機が揃ってます。
自販機の価格は良心的。そこら辺に設置されている自販機と変わりません。
バスオアシスの周辺について
お目当てのマイフローラ(東京行きの下り方面)がここに到着するのは22時過ぎ。
それまではのんびりバスオアシス内で過ごすのがお勧めです。
私が前回食べた徳島ラーメンの麺王さんもすぐ近くにありますし、コンビニも徒歩圏内にあるので腹ごしらえやお買い物も困りません。
※ただし、営業時間には注意!バスオアシス近くのヤマザキYショップ寺島本町東店は21時閉店との事。
しばらくは建物まるまる貸し切り状態でしたが、バスが到着する30分くらい前から徐々に人が増えていきました。
海部観光バスオアシス(徳島営業所)詳細
海部観光BUS OASIS(徳島)
徳島駅から徒歩4分。自販機/シャワールーム/マッサージチェアあり。
アパホテルの隣の建物です。
海部観光さんの予約サイトでは各バスの詳細欄からバスの位置情報を確認する事も可能。
【バスオアシス利用時間】AM4:00~PM10:00
【徳島営業所/営業時間】AM10:00~19:00(年中無休)
※2022年2月1日より、お昼14時~15時まで窓口を臨時閉鎖。
マイフローラ乗車
ほぼ定刻通り、マイフローラが徳島営業所乗り場に到着。
予約時の名前を確認後、座席に案内されます。
なお、バス車内は土足厳禁。靴を脱いでから乗車します。
以前は紙パックのお茶のサービスがあった気がするのだけど、コロナの影響なのかなくなっていました。
そのため乗車前に「飲み物用意してある?休憩まで買える場所がないから今のうちに買っておいてね」と確認していただけました。
初めてこのバスに乗る場合はスタッフさんが1人ずつ丁寧に座席の使い方をレクチャーしてくれます。
車内は薄暗いからリクライニングやフットレストの調整がどこで出来るのかを教えてもらえるのはありがたいなと思います。
バス車内の様子
車内はこんな感じ。
座席が一つ一つ仕切られていて、まるでネットカフェのブースのようです。
座席はこんな感じ。
一般的なバスと比べると結構ワイド。
天井まで完全に仕切られている訳ではないから周囲の物音は聞こえてしまいます。
自身の発する音も周りに聞こえてしまうので、着席したらさっさか快適空間を作り上げましょう。
(飲み物をセットするとか、充電器を用意するとか、酔い止めを飲んでおくとか)
ドリンクホルダー・コンセント・ハンガー等の基本的なものは勿論のこと、ブランケットやスリッパも用意されています。
背もたれのリクライニングは最大155度。
木製のパーテーションで一席ずつ仕切られているので、前後の人を全く気にせずにリクライニングが可能!これは嬉しい。
全員乗り込んで発車後、バス車内についての案内が全体に向けてアナウンスされます。
トイレの使い方について、消灯時間について、途中休憩について、目的地の到着時刻について等を丁寧に説明してもらえます。
最後の乗車場所である高速鳴門を発車後、しばらくしてバスは消灯時間を迎えました。
さて、マイフローラで有名なのが広い豪華トイレです。
バス後方のスペースを丸々使用しています。ちょっと覗いてみましょう。
走行中は結構揺れてよろけちゃうので、手すりが多めに設置されています。
着替えスペースもあります。めちゃめちゃ広い。
うちのトイレよりでけえ…
バスのトイレの有無は長時間の移動では結構大事ですよね。
私はよく何も考えずに飲み物を飲んでしまうので、バス車内にトイレがあるととても気が楽。
誰かがトイレに入っているとバス車内前方のランプが点灯するので、「せっかく席から移動して入ろうとしたのに人が入っていた!」という無駄足を踏まずに済みます。
途中休憩について
トイレ付きのマイフローラですが、途中休憩もあります。
最初に立ち寄ったのは滋賀県の甲南PA。忍者の里なのか。
改めて地図で見ると結構走ってきたのがわかりますね!
初めて訪れるパーキングエリア、じっくり建物を見たりホットコーヒーを飲んでのんびりしたいところですが、途中休憩は運転手さんの休憩や交代がメイン。それほどゆっくりは出来ません。
私の時は休憩時間15分くらいだったかな。
休憩から戻ってきてバスに乗車するタイミングで運転手さんから「車内寒くない?温度どう?」と聞いてくださった事に好感を持ちました。
2~3時間ほど後にもう一箇所(SAPA名失念…)休憩を挟み、バスは更に東京に近付いていきました。
バスタ新宿着
早朝6時前、「もうすぐバスタ新宿に着くやで~」というアナウンス。
ちらっとカーテンをめくると、新宿駅が見えました。走行中の車内から撮影したのでだいぶぶれています。
こんなに人の少ない新宿駅の改札は初めて見ました。それでも人がちらほら居ますね。
そのままバスタ新宿へ入っていきます。
さすが巨大バスターミナル。めちゃめちゃ高速バスとすれ違う。
ばっちり定刻通りの6:10にバスタ新宿に到着しました。
こんなに時間通りに着くものなんやなぁと感心。
バスタ新宿の次は終点の東京駅鍛治橋駐車場。
私は今回新宿で下車しました。
この時間はまだ電車もガラガラかと思いきや、JR山手線はぎりぎり座れるくらいの乗車率でした。
世の中には毎日こうやって6時台の電車で平日5日間出勤する人も多くいるのだろうな…と、ぼんやり考えるのでした。
運転手さん、安全運転ありがとうございました。
久しぶりのマイフローラに乗れて満足です。
海部観光のマイフローラについてあれこれ
徳島→新宿の所要時間
徳島は四国、東京は本州(関東)という事でだいぶ距離がある印象ですが、明石海峡大橋のお陰で何と8時間ほどで帰ってくる事が出来ました。東九フェリー(徳島→東京18時間)の半分以下やんけ!
今回は新宿で降りたので8時間ほどでしたが、その先の終点の東京駅鍛治橋駐車場まで行くとプラス30分くらい掛かる感じです。
個人的には全然許容範囲でしたし、何ならもうちょっと乗っていたかったくらいです。
マイフローラの料金について
事前予約Web割運賃で大人運賃12,900円でした。
夜行バスにしては高いかな?とも思うのだけど、いつも東京⇔徳島ルートはもっと値段の高い東九フェリーを使っているのでそんなにおかしい値段ではないなと個人的には感じています。
徳島駅の徒歩圏内からバスタ新宿(ほぼ新宿駅)まで直接乗せてってもらえるのはとても楽。
マイフローラ乗車客の男女比と年齢層
なんとなくこういった席が独立していてプライベートが確保できるタイプのバスは女性が多いイメージでしたが、今回は男女比半々…少し男性の方が多いかな?という感じでした。
お一人での乗車が圧倒的に多かったです。
また「4列バスや3列バスよりも価格が高かろうが2列のバスに乗りたい」という方ばかりなので、年齢層も落ち着いた20代~40代が中心で車内も基本的に静かでした。
稀に物音が気になるタイミングやちょっとマナーが悪いんじゃ?と思う人はいましたが、それでも「静かで快適だ~」という感想です。
マイフローラ、ずばり寝れる?
夜行バスを利用する時に気になるのがこれですよね。
私は割と感覚過敏なところがありまして、エアコン(暖房)で気持ち悪くなったり、物音もかなり耳に入ってしまうタイプなんですが、このバスに限っては寝付くまでに少々時間はかかったものの、眠れました。耳栓代わりに片耳にイヤホンを付けていました。
あとは「暖房暑いな」と感じたら窓の近くに顔を寄せて冷たい空気を感じたりもしていました。
走行音はどうしてもあるのですが、それが逆に他人の寝息等を消してくれるので個人的にはドミトリーや半個室のホテルよりよっぽど眠りに就きやすかったです。
寝返りも問題なくうてるし、リクライニングやフットレストも周りを気にせず自由に動かせるし、前後の席を気にせずに座席を倒して横になれるのは本当に大きい。
夜行バスって基本的に長時間自分の席以外で身動きが取れない(歩き回れない)から、安い価格で長時間窮屈な思いをし続けるくらいなら少しプラスして快適なバス旅が出来る独立シートを選んだ方が心身の負担も少なくて良いと思います。
四列シートに比べたら本当にこのバスは快適です。
一度ぜひお試しくださいませ。
▼マイフローラ他、海部観光のバス予約サイトはこっち
▼他の高速バス・夜行バスを探すときはこっち
4つの記事に分けて徳島弾丸旅を書いていきました。
記事の更新ペースが全然弾丸ではなくてスローペースになってしまいましたが、ひとまず完結させる事が出来てホッとしています。
更新が停滞している間に色々な船に乗っていたので、少しずつまたブログ更新していきます。
Twitterでは薄い存在感で静かに乗った船のことやら御船印の事やらを呟いているので、良ければ覗いてってね。稀に落書きとかもしてます。