結論:値段が戻った(高くなった)
以前「東九フェリーの料金体系が変わったぞ」という記事を書きました。
ルームチャージ式から追加料金制に変わった、ちょうど一年ほど前の記事ですね。
……が、
2022年7月より再び東九フェリーの料金体系が変わりました。
先に結論を申し上げると一人旅勢にとって以前よりも価格が高くなりました。
正確に言うと「戻った」と表現するのが正しい。
東九フェリーさんの公式サイトから出ているお知らせは下記リンクから。
⇒【重要】2022年7月1日以降の料金・定員制限について
比較してみよう
さて、やはり気になるのは「どれくらい変わったのかな?」という事。
自身が実際に乗船した時の料金を参照しながら比較してみます。
※時期によって若干価格が違うので、正確な金額でないのはご了承頂けたら幸いです。
【東京⇔徳島】1人で2人用個室に入った場合(車なし徒歩のみ)
実際に東京⇔徳島一人で徒歩乗船した時の料金を出してみます。
乗船料金は必ずかかる金額、追加料金は個室を利用するために支払う金額です。
以前までの個別料金式 (~2022.6.3) | 現在のルームチャージ式 (2022.7.1~) | |
乗船料金 | 13,390円 | 14,050円 |
追加料金 | 3,000円 | 10,000円 |
合計 | 16,390円 | 24,050円 |

うーん…こう数字で比べるとかなり違いますね…
やはり「高くなった」という感想になってしまうのは否めない…
損するのは……
ここで重要なのが、ルームチャージ形式に戻るとどういう層が損するのかという事。
これはですね、一人旅や少人数で乗る人が割を食います。
どういう事かというと、
以前までの個別料金形式は個室を貸切る際1人につきお金が必要になるので、1人だと3,000円、2人だと6,000円…という風に人数毎に料金がかかっていきます。
逆の言い方をすれば1人で乗船すれば1人分の追加料金だけで良いという事。
で、今適用されているルームチャージ式は人数ではなく部屋毎にお金が必要になります。
1人だろうと3人だろうと、一律で同じ値段のルームチャージ料金(貸し切り料金みたいなもん)がかかります。
ルームチャージ式ってタクシーみたいなもんなんですよね。
1人だと高いけど、人数多ければお金を割れるから安く済む。
変更前 (2022.6.30まで) | 現在 (2022.7.1から) | |
基本の乗船料金 | 一律 | 一律 |
個室使用料金 | 1人ずつかかる | 部屋ごとにかかる |
1人で個室借りたら | 安く済む | 高くなる |
つまり、グループ旅行ならそれほど痛くはないのだけど、一人旅勢にとっては結構痛い変更なんです。

文章での説明がとても下手くそなので分かりづらかったらすみません…
ただ、妥当ではある
価格が上がってしまった事は嘆かわしいのですが、冷静に考えてみる。
東京から徳島へフェリーで行く場合、基本的には大阪まで新幹線や飛行機等を利用して大阪まで行き、そこからオレンジフェリー等の船を利用する事になります。
東京から大阪まで新幹線でざっくり14,000円+大阪から徳島までざっくり10,000円とすると、今のルームチャージ式の値段は妥当っちゃ妥当ではあるんですよね…。今までがめちゃめちゃ安かったとも言える。
それでもやはり一度価格が下がったものが元に戻るというのは何とも残念といいますか…
「安いうちにもっと乗っておけば良かったあああ!!」というのが本音になっちゃいますね。
それでも東九フェリーはいいぞ
以上、今回は東九フェリーの料金体系のお話でした。

ブログ内の色んな記事で何度も書いているけれど、東九フェリーの良いところって干渉されずに放っておいてくれる事、東京発着である事、国際展示場駅まで近い事。
よく東京九州フェリーと比較されて、例えば露天風呂がないだとかレストランがないだとかフェンスがたけえ、景色が見えねえとかで東京九州フェリー>東九フェリーみたいな評価をされがちなんだけど、私はどっちのフェリーが上とか下とかはないと思っていて、東京九州フェリーには東京九州フェリーの魅力が、東九フェリーには東九フェリーにしかない魅力がめちゃめちゃあります。
騒がしいのが嫌いとか、放っておいてほしいタイプの人間にとっては本当に良い船なんです。
何度か乗船記も書いているから、もし良ければ併せて読んでみて頂けたら嬉しいです。

思いのほか色々書いていました

のんざき

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